仕事は真面目に・・・
「仕事は仕事。真面目に取り組むべし。」
そりゃそうだ、という話です。笑
しかし、この複雑で答えのない時代、
組織&一人ひとりが今までと違うやり方や
新たなチャレンジが常に求められます。
仕事に余白を作ることがクリエイティブな仕事につながる。
ともよく言われます。
どんな仕事の仕方が、いま求められているのでしょう?
学びと遊び
先日の東京大学名誉教授 佐伯胖先生のセミナーで、ジョンデューイのこんな言葉が紹介されていました。
To Be playful amd serious at the same time is possible,and it defines the ideal mental condition.
遊び心とまじめ心は同時に併存するし、むしろそれこそが心の持ちようとしては理想の条件なのである。
Dewey,J.1909,How we think,P100より
佐伯先生いわく、
「真面目さと遊びは不可分で、学びにはどちらも必要」
「遊びの活動から学びが生まれ、真面目な仕事の中で遊び心が湧いてくるのが本来の遊び。デューイの言う本来の「学び」だ」
とのこと。
遊び心と真面目心の話で、思い出した過去のエピソードがあります。
高度経済成長期に、日本のメーカーは自主的にわいがや活動を行い、新たな企画やアイデアをどんどん世に出していきました。
その活動は参加していたメンバーにとって、とても楽しいものだったようです。
しかし、その活動を会社の正式なアサインにしてしまった途端、メンバーは成果を求められるようになり、うまく機能しなくなっていった。
というお話。
正式なアサインになり、成果をださないと、となったことで、遊び心が失われたのだろうなと思います。
僕自身もこれまで、やらねばならないMUSTが仕事のほとんどを占めてしまって、余裕、余白がない。という職場を経験してきました。
新しいことを考えたり、みんなでわいわい対話しながら何かを生み出すにはどうしても、余白や遊びが必要です。
日々の仕事に遊びをつくる!
これは、前回の「目的から外れる」意味にも通じます。
目的だけを考えると、遊びは生まれません。
意図的に皆んなで会話(よもやま)する時間を儲けたり、時には場所を変えてワークショップ的なことをやってもいいでしょう。
遊び心と真面目心をいったりきたりするような場面を、仕事の中でどう作っていくか、これから必要になるなと思いました!
(もちろんこれも真面目心だけで考えないほうがよいですね!笑)
まとめ
以下、ポイントをまとめます。
- 遊び心と真面目心は不可分
- 日々の仕事のなかでいかに遊びを大事にするかが大切
いきいき働くためにも、まじめとあそびを行き来して、楽しく仕事に向き合いたいですね!
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