自分の市場価値を気にする時代
キャリアコーチングをしている中で、
こんな声を聞くことがあります。
- 今の仕事を一生懸命やっているけど、自分の市場価値が高まっているかわからない。
- 自分が身につけたスキルは、今の会社でしか通用しないのではないか。
転職が当たり前の世の中になり、
自分の市場価値を気にする方は増えていると思います。
テレビやネットのCMでも、
自分の市場価値を知ろう!
というメッセージを聞くことがありますよね。
今の仕事に一生懸命取り組んでいれば、
次のポスト・職種が待っている。
そんな時代もありました。
今はテクノロジーの進展も早い。
学び続けてスキルをアップデートしていく必要が出ています。
ジョブ型人事制度の普及も、
市場価値への関心の高まりを後押ししているように思います。
市場価値を気にすることは良いこと
結論、
「市場価値を気にすることは、とても良いこと」だと私は思います!
その会社・組織でしか使えないスキル・能力は実際存在します。
例えば、「自社でしか使っていないシステムをスムーズに操作できるようになる力」など。
今の仕事上とても大事なスキルかもしれませんが、他社に行っても使える能力かというと
そうではありません。
実際、私が以前いた会社では、「独自の顧客管理システム」を使うする力が重宝されていましたが、
世間一般で通ずる汎用スキルではありませんでした。
環境変化が早く、社会人のリスキルが求められる時代。
常に自分の知識・スキルが他の環境に行っても通用するのか、考えることは重要だと思います。
市場価値が高いってどういうこと?
グロービス経営大学院の記事で、以下のような記載がありました。
企業からみて「この人は市場価値が高いな」と思われる人は、「実力がある人」です。
グロービス経営大学院 GLOBIS CAREER NOTE どこでも誰とでも働ける!市場価値が高い人の特徴と高める方法
実力は「能力と経験の掛け合わせ」です。
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実力とは「持っている能力を活用し、実践を通じて、こういう実績を出した」という一連の流れによって証明されます。
市場価値は、能力だけ、また逆に経験だけがどれだけあっても、それ単体ではだめです。
能力と経験の2軸をバランスよく拡げていく必要があります。
https://mba.globis.ac.jp/careernote/1044.html
能力があっても、それを生かした経験がなければ実力にはならない。
経験があっても、それをちゃんと汎用的に発揮できる能力にしないと。
ということですね。
先ほどの、「独自の顧客基板システムを扱う。」を例にあげます。
単なるシステムの操作に習熟するだけではなく、マーケティングやデータ分析について学ぶ。
システムからデータを抽出して分析。
顧客の特性や動向を見出し、施策の提案までつなげる。
ここまでできたのでしたらどうでしょう?
汎用的な能力(スキル)と評価されるのではないでしょうか?
今の経験を汎用的な能力に昇華させるには!?
身につけた能力、学んだことを活かす場をどうつくるか?
こういったことを日々考えていくことが重要だと思います!
今の仕事では汎用的な力が身につかない
そうはいっても、今の仕事でしか役に立たないことばかりだよ。という声もあるかと。
オススメなのは、
伸ばしたい力をはっきりさせること!
この領域でがんばりたい!
こんな力をつけたい!
伸ばしたい力を今の仕事の中でどうやって鍛えられるか。
そんなことを考えていけると良いと思います。
もし今やってることだけでは求める力が養われないのであれば、鍛えられるアサインを掴む動きが大切。
- プロジェクトに志願する
- プラスαのアサインをもらいにいく。
- 日々の仕事の仕方を変える。(いままでと違う仕事の進め方を試す。
できることはたくさんあります。
上述のような行動をした上で、
どうしても自分の身につけたいスキルが身につかないな、と思ったら、
異動や転職を検討すると良いと思います!
まとめ
これまでのお話のポイントは以下の通り。
- 自分の市場価値を考えるのは良いこと。
- 市場価値は実力のあるひと。実力は経験と能力のかけあわせ。
- 自分がこれからどんな力を伸ばしたいのか?が重要。
いかがでしたでしょうか。
自分の市場価値を意識して行動する。
そうやって自己成長していく過程が「いきいき働くこと」につながるかもしれません!
ご参考になれば幸いです。
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